ぎっくり腰でお悩みの方へ
「前かがみでビキッときた…」
「物を持ち上げた瞬間に激痛…」
「朝起き上がる際にぎっくり腰になった」
「腰をかばって体が傾いてしまう…」
そんなぎっくり腰(急性腰痛)にお困りではありませんか?
実はぎっくり腰は“急になる”のではなく、日々の姿勢や体の使い方の癖によって負荷が少しずつ蓄積し、限界を超えた瞬間に表れるものです。
腰だけをマッサージしても原因が残るため、体の使い方・姿勢を見直すことが再発予防のカギになります。
✅ こんな症状はありませんか?
- 前屈やくしゃみで腰に鋭い痛み
- 朝の寝起きや立ち上がりが特につらい
- 腰をかばって片側に体が傾いてしまう
- 腰だけでなく骨盤まわりやお尻も張っている
🔍 なぜ起こる?
- 日常動作の癖:猫背姿勢や反り腰など、繰り返す体の使い方が腰に負担を蓄積
- 骨盤・股関節の機能不全:動きが悪くなり、腰だけに負担が集中
- 体幹の安定不足:腹圧や呼吸との連動が崩れ、腰部の筋膜や関節にストレス
つまり「重い物を持った瞬間」が原因ではなく、疲労の積み重ね+姿勢の崩れが引き金になっています。
🌿 自宅でできるセルフケア
1. アイシング(炎症期は必須)
1回20〜30分を目安にしっかり冷却。時間があれば繰り返し行い、まず炎症を抑えるのがベストです。
痛みが強い2〜3日は湯船は避けてシャワーのみにしましょう。入浴すると血流が良くなり、炎症が強まり痛みが増すことがあります。
2. 楽な姿勢を保つ
長時間座ったり同じ姿勢を続けると立てなくなることも。
横向きで寝て膝の間にクッションを挟むのがおすすめです。
仰向けで寝る場合は膝下に枕を置いて軽く膝を立てると楽になります。
3. 呼吸×腹圧リセット
仰向けで膝を立て、鼻から吸ってお腹や脇腹に空気を入れ、口からゆっくり吐きます。5〜8呼吸。腰の反り過ぎに注意。
4. 骨盤の前後ゆらし(ペルビックティルト)
仰向け膝立てで骨盤を軽く前後に小さく動かします。10回程度。痛みが強まる方向には行わないよう注意。
🏥 当院でのアプローチ
ぎっくり腰は「腰だけが原因」ではありません。骨盤・股関節・体幹・姿勢・自律神経まで含めて整え、腰だけに頼らない動きを取り戻すことが再発予防の近道です。炎症期は刺激を抑え、回復期〜再発予防期へと段階的に進めます。
✅ 骨盤矯正/骨盤調整
土台となる骨盤の「傾き・ねじれ・左右差」を整え、腰部への過負荷を軽減します。
骨盤が開いた状態では股関節が外旋しやすく、足の向きが外側に流れてガニ股姿勢になってしまいます。
この状態では足の着き方が不安定となり、踏ん張りが効かない・疲れやすい・膝や足首にも負担がかかるなど、全身に影響が広がります。
骨盤矯正・調整を行うことで足の向きと着き方が改善し、踏ん張りが効きやすく、安定感やバランスも向上。普段の体の使い方も自然と良い方向に変わっていきます。
- こんな方に:前屈で痛む/反り腰/片側ばかり負担/座っているとつらい
- 主な狙い:骨盤の前後傾・回旋のバランス調整、股関節外旋の抑制、仙腸関節まわりの緊張緩和
- 進め方:骨盤周囲の筋膜リリース→股関節の可動性回復→安定化エクサ(呼吸・腹圧づくり)
- 期待できる変化:足の向きが正面に近づく/踏ん張りが効く/バランス改善/腰や膝の負担が軽減
- 通院目安:初期は週1〜2回→安定後は2〜4週に1回のメンテ
✅ 全身調整
腰だけでなく、足部〜膝〜股関節〜背骨〜肩甲帯〜頸部までの連動を整えます。動きの癖をリセットし、「腰に集まる負担の分散」を目指します。
- こんな方に:再発を繰り返す/体のあちこちが硬い/長く歩くと腰が重くなる
- 主な狙い:足〜体幹〜肩の動作連鎖を回復、可動域と筋活動タイミングの最適化
- 進め方:全身の関節モビライゼーション→筋膜ライン調整→課題動作(前屈・持ち上げ・捻り)のフォーム修正
- 期待できる変化:動きの滑らかさUP/疲れにくい姿勢/作業後の痛みのぶり返し減少
- 通院目安:初期2〜3回で全身像を整え、その後は目的に応じて間隔を調整
✅ 自律神経調整
痛みが強い時期は交感神経が優位になりがち。呼吸・頸胸椎・肋骨の動きを整え、腹圧と横隔膜の働きを引き出して回復環境を整備します。
- こんな方に:痛みで眠りが浅い/ストレスでこりが増す/息苦しさ・冷えを感じる
- 主な狙い:副交感神経の活性、睡眠質の改善、筋の過緊張低減
- 進め方:頸胸部のソフト調整→肋骨モビリティ→横隔膜リリース→呼吸誘導(4-6呼吸など)
- 期待できる変化:痛みの波が穏やか/朝のこわばり軽減/回復スピードUP
- 通院目安:初期は他施術と併用、睡眠改善が見えたら間隔を延長
✅ 猫背矯正(フォーム改善)
前方シフトした頭部・肩の位置を整え、ヒップヒンジ・腹圧セットなどの日常フォームを身につけます。腰に頼らない動作へ。
- こんな方に:前屈・持ち上げが怖い/座るとすぐ丸まる/立ち仕事で腰が張る
- 主な狙い:肩甲帯〜胸椎の伸展改善、股関節主導の動作学習、腹圧の事前セット習慣化
- 進め方:胸郭・肩甲帯の可動化→ヒップヒンジ練習→荷物の持ち方・前屈・捻りの実地コーチング
- 期待できる変化:前屈が怖くない/仕事・家事での負担減/再発リスクの低下
- 通院目安:フォーム定着まで2〜4回+月1のチェックが目安
※ 強い炎症期は刺激量を落として進めます。
※ しびれ・筋力低下・発熱・排尿排便の異常などがある場合は先に医療機関をご案内します。
💬 よくある質問
Q. どれくらいで動けるようになりますか?
軽症であれば数日で日常動作に復帰する例が多いです。炎症が強い場合は1〜2週間かかることもあります。
Q. 温める?冷やす?
急性期は冷却をしっかり。炎症が落ち着いてきたら、血流を促す温め+軽い運動へ切り替えましょう。
Q. コルセットは使った方が良いですか?
初期の強い痛みや、仕事・家事などで体を動かすときには予防も兼ねて装着するのがおすすめです。
一方で、座っているときや寝ているときなど安静にしている時間は外して大丈夫です。
「動作中の補助」として上手に使うことで、腰にかかる負担を減らし安心して過ごせます。