寝違えでお悩みの方へ
「朝起きたら首が振り向けない」「動かすとツキッと痛む」――そんな寝違えにお困りではありませんか?
実は寝違えは“突然”ではなく、日頃の姿勢の癖(スマホを使用している時など)・体の使い方の癖・仕事中の同じ動作の繰り返しによって首〜肩に負担が少しずつ蓄積し、就寝中の体勢や枕の条件が引き金になって表面化するケースが多いです。
「枕のせい」だけではなく、普段から限界に近い状態に負荷が重なった結果と考えるのが自然です。
✅ こんな症状はありませんか?
- 首を左右どちらかへ回すと鋭い痛みが走る
- 上や下を向く動きでつっ張り・痛みが強い
- 肩や背中(肩甲骨まわり)まで張ってくる
- 頭痛・めまい感・目の疲れが出やすい
🔍 なぜ起こる?
- 姿勢の癖:猫背・スマホ首・肩が前に入る姿勢で首の付け根に負担が集中
- 使い方の癖:片側ばかりで荷物を持つ/同じ向きにばかり振り向くなどの左右差
- 仕事中の癖:長時間のPC作業・運転・細かな前傾作業の繰り返し
- 睡眠中の体勢・枕条件:高すぎ・低すぎ・合っていない高さが引き金に
つまり、日中の“蓄積した緊張”+“寝姿勢のトリガー”で痛みが出ることが多く、首だけを揉むだけでは原因が残りやすいのです。
再発予防には、姿勢・使い方・仕事動作の見直しが欠かせません。
🌿 自宅でできるセルフケア
1. 初期は冷却が重要
痛みが強い24〜48時間は短時間の冷却(10〜15分を数回)で炎症を抑えます。痛みが強い2〜3日は湯船は避けてシャワーのみにしましょう。入浴すると血流が良くなり、炎症が強まり痛みが増すことがあります。
2. 楽な姿勢づくり
就寝時は横向きで抱き枕(または大きめクッション)を抱えると首〜肩が安定。仰向けなら首元にタオルを折りたたんで入れ、首の自然なカーブを支えます。
3. 肩甲骨まわし
立位または座位で、肩を大きく前後に10回ずつ回す。肩甲骨をしっかり動かすことで首への負担を減らせます。※肘で円を描くようなイメージで回すのがポイント
4. 痛みが落ち着いたら“やさしい可動”へ
首すじリリース(耳を肩に近づける方向へ20〜30秒×各2回)、肩回し(前後各10回×2セット)。反動はつけないのがコツ。
🏥 当院でのアプローチ
寝違えは「首だけが原因」ではありません。胸郭・肩甲帯・背骨・骨盤まで含めた連動を整え、日常の使い方(フォーム)まで見直すことで再発を防ぎます。
✅ 全身調整
足〜骨盤〜胸郭〜頸部までの動作連鎖を調整し、首に集中していた負担を分散。動きの滑らかさと姿勢の持続性を高めます。
✅ 頸椎・胸椎・肋骨の調整
痛みの強い筋・関節に配慮しつつ、頸椎の可動性を回復。胸椎伸展や肋骨の動きを出すことで、首だけ使わない動きを取り戻します。
✅ 猫背矯正(フォーム改善)
前に出た頭・肩の位置を整え、肩甲帯の後方安定+胸郭の伸展を学習。PC作業・家事・運転での首負担を減らします。
✅ 自律神経調整(呼吸×腹圧)
横隔膜・肋骨の可動を引き出し、呼吸の浅さや力みを減らします。睡眠の質を整え、回復を後押しします。
💬 よくある質問
Q. どれくらいで良くなりますか?
軽症なら数日で大きく改善する例が多いです。強い炎症がある場合は1〜2週間かけて落ち着かせます。
Q. 温める?冷やす?
初期は20分ほどの冷却を2〜3日続ける。痛みが引いてきたら、温め+やさしい可動で血流を促します。
Q. 枕はどう選べばいい?
基準は首の自然なカーブを支える高さ。まずはバスタオルを折って首元に入れ、朝の首のこわばりが減る高さを探しましょう。